うつし世はゆめ

旅行記ほか、日常生活で感じたことなどを徒然と。

東京を生きるために

立て続けにブログ更新するの、旅行記以外では初めてだな。

仕事の話の続き。

できる人は若いころからちゃんと人生設計してキャリアを積み上げ、40代でそれなりのポジションと収入を得ている。

それに引き替え、40過ぎても仕事探しをしている自分っていったい……と思ってしまう。

40代にもなれば正規の仕事を探すことは難しく、あっても収入は低い。

私は別にすごくお金が欲しいわけじゃない。そんなこと望んだって無理なのだ。

ただ普通に生活できるだけのお金が欲しいだけだ。

今の私は、給料だけでは生活できない。

同世代かそれより下の人たちが、自由に遊びに行ったり習い事をしたり高い買い物をしているのを見ると羨ましくなってしまう。

お金がないのが嫌なのは、考え方が卑屈になってしまうから。

それと、お金を使うことをどこかで罪悪だと感じてしまい、つねに損得を考えてしまう。

東京で派遣で一人暮らし。時間いくらで働き、稼いだわずかなお金を家賃や生活費に費やし、また働く。

まるで働くために生きているみたいだ。

もちろん私にも日々の楽しみはある。

こういう考え方に陥らないためにも、上手に気分転換して自分の中を「楽しいこと」で満たさなければ。

その「楽しいこと」のためにお金を使うのは、惜しいとは思わない。むしろそのために頑張って生きていこうと思う。というか、そういうのがなければ、仕事だけの人生だったら生きている意味がない。

こうやって書いているうちに自分のやるべきことが明確に見えてきた。

とにかく今より収入の良い仕事を探すこと。それが無理なら副業をしてでもお金を稼ぐこと。副業はできれば投資などの不労所得を目指す。

私にはまず、東京で生きたい、という強い意志がある。

東京は時々疲れる。どっか海外に逃げたいとしょっちゅう思う。けど海外で暮らすほうがどう考えても大変だ。

田舎に帰るという選択肢はまったくない。田舎は時々帰るのはいいけれど、私の住む場所じゃない。だってあそこにはなにもない。仕事もなければ文化もないし遊び場もない。

東京は時々寂しい。でも劇場もマイナーな映画館も新宿二丁目も東京にしかないから。

だから私はこの先も、東京にしがみついて生きるのだろう。

派遣でも副業でもして食いつなぎ、寂しさを時々訪れる欲望でやりすごし、仲間たちとの飲み会をガソリンにし、劇場や映画館に通って心を充実させる。

自己実現

それよりも今は生活が大事。

毎朝6時に起きて朝のスープとお弁当を作り、決まった時間に家を出て会社へ行き、仕事から帰ったら簡単なつまみを作って食べる。

そんな生活をこのところずっと続けていて、このままでいいのか?と疑問が沸いてきていたが、そもそも「東京で生きたい」という願望は今叶えられてるんだから、まずはいいじゃないかと思うことにした。

あれこれ考え込んで、やはり自己実現をしたい、小説を書きたい、とも思った。

そのためにどうするかということも考えたし、やりかけた。

でも、まずは仕事探しと副業。

すべては生きるためだ。

ただ生かされているだけなのかもしれない、東京に。でも仕方がない。ここしか居場所がないから。