うつし世はゆめ

旅行記ほか、日常生活で感じたことなどを徒然と。

2017年は「試練」と「出会い」の年

私の2017年を一言で言うとすれば「試練」だろうか。

3月に一大決心をして引っ越しをし、一人暮らしを始めた。

引っ越しシーズンだったから引っ越し業者も混んでいてなかなか決まらなかったり、とにかく大変だった。

時間もなくてあまり吟味せず引っ越し先を決めてしまったため、引っ越した後騒音問題などが発覚。

環七沿いだが、内覧のときはそんなに車の音は気にならなかった。二重サッシになっているから大丈夫だろうと思ったのだが、実際住んでみるとかなり車の音がうるさい。

昼も夜もうるさい。3階なので大型車が通ると振動もある。夜は耳栓なしでは寝られない。

すぐに嫌になってまた引っ越さなければと思い詰めたけれど、人間ってほんと不思議なもので、一カ月も住むと音には慣れてしまった。

夜は未だに耳栓をして寝ているけれど(もともと不眠症なので)音自体はそんなに嫌でもなくなったし、音以外の面(間取りとか)は気に入っているので、問題はない。

引っ越した後大変だったのは、経済面だ。

元彼と同居していたときは、家賃は半分支払っていたものの、光熱費や食費などの生活費は彼が払ってくれていた。

しかし一人暮らしではすべてが自己負担。

派遣社員の給料ではとてもやっていけない。

以前の私だったらまったく考えられないことだけれど、私は節約のためになるべく自炊し、お弁当すら作るようになった。

でも、それでもちょっと飲み行ったり洋服を買ったりお芝居に行ったりすれば諭吉が出ていく。

毎月赤字。貯金をちょっとずつ崩しながらなんとかやっている。

まあまったく飲みにも芝居にも行かずなにも買わずにいれば生活はできるのだろうけど、それじゃなんのために生きてんの?って話だしね。

正規の仕事探しもやっているが、なかなか見つからない。やはり厳しいのだ。

お料理も、ズボラなりにちゃんとやっている。

まあパスタとか炒め物とか、フライパン一つでできるものばかりだけれど。

でもそうやって節約のために工夫したり、料理をしたり、お弁当を作ったりするというのは、とても自分にとってプラスになったと思う。

新しい自分に出会えた。引っ越さなければ出会えなかった。

そう考えると、私は元彼と同居中はなんと安穏と暮らしていたものかと思う。

お金にも困らなかったし、彼は料理などもできる人だったので、自分が家事をやる必要もなかった。

そのままその暮らしを続けていたほうが楽だったのには違いないが、でもあえて苦労する道を選んでよかったと思っている。すごく成長できたと思う。

それから、いろんな人との出会いがあった。

一人になってやっぱり寂しさもあって、いろんな集まりに顔を出すようになった。

そのなかで友達もでき、お付き合いに発展した人もいた。

元彼とは8年間付き合った。正直、最後の数年間は恋愛という感じではなかった。

私は恋愛の仕方を忘れていたし、40を過ぎた自分が恋愛市場で価値があるのかどうかもまったくわからず、自信を失っていた。

けれど、意外と需要もあることがわかった。

30代だけど年上の女性が好きという男性や、50代の会社を経営している男性と付き合った。

一人の人とじっくり付き合うというよりは、短いスパンでいろんな人と付き合ってみる、という感じの一年だった。

そしてそれは私にとってとてもワクワクすることだった。

男性だけじゃなく、女性たちとも出会った。

オフ会に参加し、そっち系のSNSをはじめた。ちょっとしたコメントのやりとりとかLINEのやりとりにドキドキしたりした。

今もある女性が心に引っかかっている。

正直、自分の気の多さに驚いている。

元彼と付き合っている間は、私は基本的に彼のことばかりを考えていたし、それが嫌ではなかった。今思うと、二人の関係性に閉じこもってしまっていたと思う。

今は、いろんな人と付き合いながら、将来また一緒に住んだりすることのできるパートナーを探そうと思っている。

それは男性かもしれないし、女性かもしれない。女性の可能性が高い気もちょっとする。

私はもともと結婚願望もないし、子どもが欲しくもないので、どっちでもいいのだ。

でもわかったのは、やはり一人暮らしより誰かと住むほうが良い。楽しい。

2017年、正直しんどい思いをたくさんした。後悔したりもした。でも自分で決断し、自分で選び取ったものを確かに手に入れた。

人間としてのスキル、女性としてのスキルも上がったんじゃないだろうか??

2018年は、さらに自分を磨いていければいい。

そうそう、ピアノを再開したいと考えている。

やりたいことがいろいろある。

仕事と家事をやりながらだとなかなか時間がないけれど、人生、まだまだ楽しめる、きっと。

楽しいことはいろいろあるし、こんな私でも相手をしてくれる人も幸いいる。

これからも前向きに生きていきたい。