うつし世はゆめ

旅行記ほか、日常生活で感じたことなどを徒然と。

台北旅行記③ 九份~野柳地質公園~十份ランタン飛ばし

なにかとバタバタしてすっかり更新が滞ってしまった。

そうこうするうちに、また10月に台湾に行くことになりました♪

その前に頑張って更新します……。もう4カ月前か~。。。

 

二日目、4/1(土)。

S、M、Sのご両親、私の5人で日本語のできるドライバーの車(タクシー)をチャーターして一日ツアー。これもSが手配してくれた。

朝8時にSのご両親が宿泊しているシーザーパーク台北に集合し、ツアースタート。

(ちなみにシーザーパーク台北は、前回来たときに泊まったホテル。台北駅とつながっていてかなり便利で快適なホテルだけど、お値段も安くはない)

最初は九份へ。台北から車で1時間くらいだった。

九份は、映画『悲情城市』のロケ地となったことで有名で、『千と千尋の神隠し』のモデルになったとも言われる場所だ。狭い路地に石段の階段、赤い提灯とレトロな雰囲気のお店がひしめくノスタルジックで活気のある街だった。

お土産屋は試食コーナーが充実しており、どれもおいしそうでいろいろつまみ食いしてしまった。あれこれ迷った末、会社の人へのお土産にヌガーを挟んだクラッカーを購入。お値段も手頃だし、おいしいし、人気らしいです。

ほかにも乾物屋とか雑貨店がたくさん。お店を覗くと、筆だったり籠だったり革製品だったり竹細工だったり印鑑だったり花鳥画だったり、珍しいものがずらりと並んでおり、見ているだけで面白い。

九份は雨が多いらしく、この日も曇っていたが、幸い雨には降られなかった。朝から行ったからかそれほど混雑もしておらず、比較的ゆっくり回ることができた。

歩き回って疲れたところで、趣のあるレトロな茶芸館に入って本格的なお茶をゆっくりと楽しんだ。

九份を堪能し、また車に乗って次は「野柳地質公園」へ。

海岸に突出した岬に、1000万年に及ぶ地殻運動、海蝕、風蝕によってできた奇石がたくさんある。美しい海をバックに様々な形のキノコ岩が立ち並ぶ様はとてもダイナミックだった。自然の力ってすごい。

最も有名な奇石は「女王の頭」。クレオパトラの横顔のような石だ。近くで撮影するためには並ばなければならなかったのだが、ちょっと離れたところからでもばっちり撮れた。

ほかにもミイラ岩、カメ岩、美女のサンダル岩、キャンドル岩など、様々な形の奇石を見物。まるで芸術作品を観ているみたいで楽しかった。

お腹も空いてきたところで、車に乗ってSおすすめの海鮮料理店へ。地元の人しかいないようなお店だった。メニューはまたSにおまかせ。パクチー入り海老の蒸し焼き、あわび、チャーハン、キムチ、タケノコと椎茸と人参などの炒め物、ほうれん草炒めなどを次々頼み、全部おいしくいただいた。もちろん台湾ビールも。

その後はSのお母様のリクエストでテレサ・テンの墓へ。台湾にテレサ・テンの墓があるとは知らなかった。

その後は金山老街を散策。乾物屋やお土産屋などを見て回る。
夕方から十份でランタン飛ばし体験。これはとても興味深かった。

ランタン屋でランタンを購入して筆で願い事を書くのだが、ランタンの色によって叶う願いが変わる。赤は健康、黄色はお金、青は仕事、ピンクは幸せ、といった具合に。

私たちはいろいろ願い事をしたかったので、4面の色が違う4色ランタンを購入。赤、黄色、青、ピンクの4つの面に、それぞれ願い事を書いた。私は「お金がほしい!」とか「恋人がほしい!」とか欲望丸出しの願い事をしました(笑)。

願い事を書き終わったら、お店の人に火を点けてもらって空に飛ばす。飛ばす前にちゃんと何枚も写真撮影してくれた。空に放たれたランタンはみるみる小さくなっていった。私の願い事は叶うのかな……

以上で本日のツアーは終了。台北まで車で送ってもらい、お粥のお店で夕飯。椎茸と鶏肉のお粥、ほうれん草炒め、豚肉・人参・白菜・椎茸などの炒め物、そしてもちろん台湾ビール。

ツアー料金は一人3000元(約12000円)。食事代は含まれていない。

これは相場よりかなり安いほうだという。Sが頑張ってくれた。

九份や十份に自力で行こうとすると結構大変なので、何人か人数が集まるようならこういう貸切チャーターを利用するのはいいかも。お金はそれなりにかかるけれど、郊外の見どころをまとめて回れて効率がいい。あと一応ツアーでその日の予定は組んであるけれど、こちらの都合に合わせて臨機応変に対応してくれるのもうれしかった(これはドライバーによるのかもしれないけど)。

夕食を食べながら翌日の予定を立てた後、タクシーでホテルへ帰る。ホテルに着いたのは22時ころ。とにかくクタクタに疲れていた。ホテルの近くに24時間営業のマッサージ店があるとSに聞いたので、行ってみることに。

李炳輝足体養生館というお店。

1時間1000元の全身マッサージにしようと思っていたのだが、受付で2時間のコース(足湯+足裏マッサージ+全身マッサージ)を勧められる。1500元のところ今なら1350元でできるという。私はこの「今だけ」とかの売り文句に弱い。まんまと2時間コースにしてしまった。

結論から言うと、当たったマッサージ師がいまいちで、これなら1時間でよかったな……と思った。マッサージが極端に下手なわけではないのだが、爪が伸びており、足裏マッサージのときに爪が素肌に当たるのが気になった。あと、これはほかの国でもよくあるのだけれど、ほかのスタッフとべちゃくちゃ雑談をしてよそ見しながら施術しているのだ。もっと真剣にやれよ、と思ってしまう。マッサージの仕方も、順番が適当というか。まあでも2時間やってもらうとさすがに身体はほぐれ、すっきりした。

思いがけず2時間もマッサージに費やしてしまい、ホテルに着いたのは0時半すぎ。

次の日も早いので、急いでシャワーに入って寝た。